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カテゴリー : 旅行

サルにご用心!

2017.07.20 更新旅行

 バリ島へ旅行したときのことです。島の南端にあるウルワツ寺院を見学し、夕日を背景にケチャダンスを鑑賞するという定番コースでのこと、あいにく雨に降られてしまって散々でしたが、それ以上にがっかりしたことがあります。ウルワツ寺院には野生のサルが多く生息し、観光客にとって自然に親しめる存在であるはずなのですが、近年観光客に近づきメガネ・帽子・バックなどを奪うといういたずらをするサルが多く発生しているようです。見学に際しガイドさんから注意をされていたのですが、グループの一人がサルに飛びつかれ、あやうくメガネを取られるところでした。幸いガイドさんのとっさの行動で、事なきを得たのですが、危ないところでした。後で聞くところによると、悪しき人間がサルとグルになって、襲われた観光客を助けるためにお金を要求したりするサルビジネスが流行しているとのことでした。サルは餌にありつけるので人を襲うことを増々エスカレートしてきます。

 人と環境のかかわり方に疑問をなげかける事柄ですが、気分を損ねる思いをしました。 

 

パノラミック・ハイウェイ

2016.11.22 更新旅行

 秋のカナダを旅行する機会を得た。このときに感じたことを記述したい。
 表題の「パノラミック・ハイウェイ」とは、トンネルを使わずに山の中をぬって走るように設計されている高速道路のことらしい。広大なカナダであるからできることで、日本国内ではあまり例をみないと思う。道路や鉄道を設計するときは少しでも速く、用地を最小限にという考えでトンネルで山を抜くという設計になりがちである。リニア新幹線は日本の山間部の大部分がトンネルで設計されて、車窓からの景色は味気ないものとなってしまいそうだ。
 今回はメイプル街道を通ってロレンシャン高原の紅葉を楽しむ旅であったが、サトウカエデの鮮やかな紅葉と広大なカナダの自然を十分に満喫できた。
 産業はスピードが優先であるが、観光にとっては遠回りでもゆとりがほしいものである。テレビで日光いろは坂の道路状況を報道していたが、ある意味パノラミック的には紅葉の景色を楽しみながら、渋滞も我慢できるのではと思いたい。
アルゴンキン州立公園
(旅行会社パンフレットより引用)
 

モンサンミッシェルの海洋環境復興計画

2015.03.25 更新旅行

 2015年3月にフランス旅行をしたときのことです。1979年にユネスコの世界遺産に登録さ、その美しい景観と歴史的価値が多くの人々を魅了し続け、現在でも年間300万人もの観光客を集める世界的な人気の観光地となっているモン・サン=ミシェルを訪れました。パリから4時間ほどバスに乗り手前の海岸にあるホテルに着くと、あたりは工事中のところがあちこちで少々げんなりしました。シーズンオフの時期のためかもしれないと思ってその日はナイトツアーで島内を見学して宿泊。翌日再びシャトルバスでモン・サン=ミシェルに行き島全体を見学しました。堤防道路を走っていると周辺は土砂を運搬する車両や建設重機がいっぱいで折角の世界遺産が台無しであると思いました。

    

 しかし、これはモン・サン=ミシェルの島と陸地を結ぶ堤防の存在が潮流をせき止めることとなり、この100年間で2mもの砂が堆積。また押し寄せる観光客の駐車場などで急速な陸地化が島の周囲で進行しており、島の間際まで潮が来ることは滅多になくなっているということです。この対策として、景観を損なっていた駐車場が撤去され、地続きの道路が取り壊され、その替わりとなる新たな橋がかけられることが計画されているということです。その関連の工事であったことが後で解りました。世界的観光地であるが故に、開発と環境破壊の一例として学ぶべきことが多いと思います。

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